こんにちは、moch@(モカ)です。
皆さんは、ネコ科の動物がもれなく「腎不全」を発症する動物だということをご存知ですか。
猫を飼っている家庭では、例外なく尿量や排尿回数に気を配っておく必要があります。しかしながら多頭飼いでは、誰がいつ、どのくらい排尿したのかをチェックするのは容易ではありませんよね。
わが家では、5匹の猫’sに「Cat log」の首輪を3年ほど装着させ、毎日の食事や水飲み回数、運動量や毛繕いの時間に至るまで、猫’sの日々の行動を「見える化」しているのですが、唯一できていなかったのが排泄の量と回数でした。
そんな中「Cat log」が、新サービス「Catlog-Board」の販売を開始。トイレの下に敷くボードタイプのデバイスで、「愛猫の排泄を見える化」ができます。
「これだ!」と心躍らせ、早速購入したかったのですが・・・引っかかったのは「価格」。多頭飼いのわが家では、最低でも3つ以上のトイレが必要なのです。
「Catalog-Bord」の価格 コスパは?
多頭飼いの場合、トイレの数はどのくらい必要だと思いますか?
猫はデリケートな生き物なので、猫の数だけトイレを用意することが推奨されています。猫の泌尿器疾患を防止するためには、いつも清潔で快適なトイレ環境を用意することが大切。現在わが家には4匹おりますので、最低でも3つ欲しい・・できれば4つ揃えたい・・という状況でした。
「CatlogーBoard」の価格は、1台あたり税込¥16,280(2022.4現在)。3つ揃えるだけでも約5万円になります。
すでに長年「Catlog」を愛用しているので、「Catlog-Board」を検討していました。コスパ面で悩んだ挙句、「Catlog-Board」と並んで候補となったのが「ペットケアモニター」です。
「Catlog」について詳しく知りたい方はこちらの記事も併せてご覧ください。↓
第2の「Catalog-Bord」、SHARP「ペットケアモニター」
同様の機能を備えたトイレをダメ元で探してみたところ、SHARPの「ペットケアモニター」がヒットしました。
健康管理ができる猫トイレは「Catlog−Bord」しか無いと思っていたので、第2の「Catlog-Bord」が見つりちょっと嬉しくなりました。トイレの総買い替えを検討していたこともあり、家族会議の結果、わが家では「ペットケアモニター」を3台購入しました!
ちなみに、「CatlogーBoard」は「Catlog」の首輪型デバイスを使用していない場合でも、ボードと既存のトイレがあれば使用が可能です。
「ペットケアモニター」は2022年3月時点で1台あたり¥9,880(税込)。トイレ本体もボード型デバイスもセットです。
「個体識別バッジ」が、猫数分必要になりますが、1個あた¥3480(税込)と、思ったよりもリーズナブル。
「ペットケアモニター」の個体識別バッジは、愛用の首輪を変えずに装着でき、多頭飼いでも10匹まで登録可能です。
(2022年6月 購入当初の4月よりも価格がかなりリーズナブルに求めやすくなっています↓)
別途、専用アプリ「COCORO PET」へ加入する必要がありますが、月額330円とこちらも良心的。一人が会員登録すれば、家族もデータを共有できるので、別途追加の料金がかからず便利です。データはダウンロードして印刷すれば、動物病院に持参することができます。
あいにく「Catlog」のアプリ月額580円と、「ペットケアモニター」専用アプリ「COCORO PET」の月額330円の両方の契約が必要になってしまったわが家ですが、「COCORO PET」のデータが想像以上に細かく優秀だったので、日々の行動管理を「Catlog」、排尿管理を「ペットケアモニター」と使い分けることにしました。
しかも「COCORO PET」は初月の1ヶ月が無料です。(2022/4現在)
「ペットケアモニター」の価格は?
わが家のSHARP「ペットケアモニター」の購入金額はこちらです。
【トイレ&ボード】¥9,880 × 3コ =¥29,640
【個体識別バッジ】¥3,480 ×4コ=¥13,920
=合計、¥43,560で揃えることができました。
2022年6月現在では、この時よりもさらにお求めやすくなっているようです。
「レンタルプラン」の活用で使用感をチェック!
ちなみに「ペットケアモニター」には、月額990円の「新品レンタルプラン」も用意されています。
1年間使用し続ければ、2年目以降の費用はかからず、自身の所有物にできるようです。詳しくは、SHARP「ペットケアモニター」で検索してみてください。
私はトータルコストを抑えたいので、楽天でポイントを使いつつ購入してしまいましたが、猫ちゃんが使ってくれるか心配な方や初期費用が高いと感じる方は、気軽に使用できる「レンタルプラン」がおすすめ。
万一、満足できない場合は、3か月目以降なら返品も可能です。(2022/4時点)
Catlog-Bordにあって、ペットケアモニターに無い機能
価格以外で比較できるところはないか調べてみたところ、「Catlog-Bord」にあって「ペットケアモニター」に無い機能が「排便」に関する機能であることがわかりました。
「Catlog-Bord」は排尿だけではなく、「うんち回数」と「うんち量」も計測し、アプリで表示・記録する機能があります。
便秘がちな子がいる方や、排便も管理したいという方は、割高でも「Catlog-Bord」の方が排便状況のチェックができるので安心です。
また、今使用しているトイレをそのまま使いたい場合、「ペットケアモニター」にはもれなくトイレが付属されていますが、「Catlog-Board」ならお気に入りのトイレを変えずに使用が可能。猫はとてもデリケートで、犬よりも神経質な子が多いですよね。どうしてもトイレの変更には慎重にならざるを得ません。
「Catlog-Board」は、お気に入りのトイレを変えずに機能性のみをグレードアップできるのもポイントなのです。
わが家では、「アニコム損保」のペット保険「どうぶつ健康ふぁみりい」に加入しており、加入者特典の「腸内フローラ測定」を年に1回無料で実施しています。ですので、排便機能の有無はさほど気にしていません。
どちらかというと、排尿に関するより細かいデータを必要としているため「ペットケアモニター」にしましたが、4台あるトイレのうち3台を「ペットケアモニター」に変え1台ははまだ普通のキャットトイレのままなので、「CatlogーBoard」も導入予定です。(2022年7月更新時現在)
「ペットケアモニター」排便時の表示はどうなるの?
では、「ペットケアモニター」の場合、排便はどう表示されるのか見てみましょう。
こちらは、実際にわが家で使用している「ペットケアモニター」の専用アプリ「COCORO PET」の画面です。
この日ショコラはトイレを3回利用しています。16時34分を見ると「ペットケアモニターを利用しましたが、排尿しませんでした。」と表示されています。
この時トイレを確認したところ、ショコラが排便のためにトイレに行っていました。これが「ペットケアモニター」の排便の際の表示だということがわかります。
こちらは「COCORO PET」の別画面です。ショコラのペットケアモニターの利用状況が一覧化されています。「尿量」を見ると、「0g」という表示がありますが、この時の多くが「排便」でした。
ペットケアモニターの特徴
あくまで、2022年4月現在の私の個人的な調査結果ですが、「ペットケアモニター」では、体重1kg毎尿量(g)も確認でき、複数の「ペットケアモニター」を設置した場合、どのトイレを使用したかや、そのトイレの設置場所の気温まで計測してくれます。また、「トイレシートの交換時期」も通知してくれます。
また、「体重識別モード」を選択することで個体識別バッチを装着していなくても、トイレの利用を体重で識別し、記録を管理してくれます。首輪が苦手な猫ちゃんにはありがたいですね。
わが家では、設置した3台のうち玄関に設置したトイレだけ、なぜか全員使いたがらず、はじめその原因がよく分かりませんでした。それを気にしていたある日、「ペットケアモニター」から「設置場所の温度が低いようです」と通知が届き、ハッとしました。
幼い頃、田舎の古い家に住んでいてトイレが外に独立してあったので、冬場や夜中はとても寒く、トイレに行くのがたまらなく嫌で我慢していたのを思い出しました。トイレの環境は、設置する場所の温度も含めて環境整備が必要だと気付くことができたのです。排尿の回数や量だけにとらわれず、トイレ環境もしっかりと見守ってくれる機能はありがたいですね。
「ペットケアモニター」も「Catlog-Bord」もそれぞれに素晴らしい機能性と特徴があります。どちらが良いかは、愛猫や環境によって違いますので、ご家庭に合っている方を選ぶためにも「レンタルプラン」などを活用して検討してみるのが良いでしょう。
「ペットケアモニター」で使える市販のトイレ砂とシーツ
次に、使用できるトイレ砂やペットシーツですが、わが家の場合はこれまで使用していたトイレ砂とシーツで問題ありませんでした。
「ペットケアモニター」専用のトイレ砂(ヒノキ砂)とトイレシーツがあるのですが、わが家の猫’Sはあまり好みではない様子。そこで、「ペットケアモニター」のHPで調べたところ物によっては代用可能とあり、これまで使っていた砂もシーツも使用可能だったので、そのまま使っています。
*SHARP「ペットケアモニター」HP参照
☆デオトイレ 飛び散らない消臭・抗菌サンド(ユニ・チャーム)
☆デオトイレ 飛び散らない緑茶成分入り・消臭サンド(ユニ・チャーム)
★ニャンとも清潔トイレ脱臭・抗菌チップ大きめの粒(花王)
★ニャンとも清潔トイレ脱臭・抗菌チップ小さめの粒(花王)
☆クリーンミュウシステムトイレ用 国産天然ひのきチップ(シーズイシハラ)
★システムトイレ用天然ひのき脱臭チップ(スーパーキャット)
☆マジカルサンドひのき システムトイレ用(PEPPY)
ペットシーツは、わが家は多頭飼いなので、多頭飼い専用の厚手のシートを使っています。
ユニチャームの「デオトイレ複数ねこ用 消臭抗菌」を愛用していますが、こちらもぴったりサイズで問題なく使用できています。
多頭飼いに向いているのはどっち?
「ペットケアモニター」を数ヶ月使用して気付いたのは、6Kgを超える大型猫の場合は(個体差があると思いますが)少し窮屈かもしれません。
わが家の末っ子は6kgを超える大型猫です。末っ子だけはペットケアモニターで上手に用を足すことが難しく、デオトイレのワイド版を気に入り、ペットケアモニターのトイレの使用率が低いのです。
体がすっぽり収まる余裕の広さが欲しい様子で、4台あるトイレのうち1台はまだペットケアモニターに変更できずにいます。(2022年7月現在)
末っ子のためにデオトイレのワイド版を今後も使用するために、今年中に「Catlog-Board」を1台導入する予定です。
最後に
いかがでしたか。
多頭飼いの家庭ほど、1匹1ぴきの健康管理には限界があります。
本来であれば、一日中一緒に生活を共にし、赤ん坊の世話をするように付きっきりで観察できれば良いのですが、大半の方は難しいでしょう。だからこそ、このような便利なアイテムを日常に取り入れて、効率よく、できる限り細やかなケアを心がけることが必要不可欠だと思います。
自宅にWi-fi環境さえあれば簡単に設置でき、実際に使ってみると、驚くほど猫’のトイレの様子を観察しきれていないことに気付かされます。
多頭飼いではなく1匹だったとしても、仕事や旅行で家を空けがちな家庭では必要だと思います。ペットシーツや猫砂の状況だけでは、そこから得られる排泄の情報は決して十分ではありません。
「ペットケアモニター」も「Catlog-Bord」も、愛猫家の皆さまにぜひ導入していただきたいオススメの猫トイレです。
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