こんにちは、moch@です。
猫がまたたびに吸い寄せられるように、とあるスポットに自然と集まる「猫好き」たち。
猫好きたちが自然と集まるスポットを、私は「猫好きホイホイ」と勝手に呼んでいる（笑）
「猫好きホイホイ」の中でも知る人ぞ知るディープなスポットや、猫好きの天国「猫まみれスポット」を東京バージョンで紹介しよう。
烏森神社近くのディープなネコ酒場 新橋「家庭料理 てまり」
東京新橋にある烏森神社。
参拝しようと鳥居をくぐり歩いていくと、左手にぼんやりと「家庭料理 てまり」の提灯が見える。吸い込まれるように暖簾をくぐる中年サラリーマンたち。さっきまで疲れ切っていた顔に笑顔が戻っている。
開店して間もない時間、すでにカウンターは猫好きの客で満席。ダメもとで予約の電話を入れてみたが、残念ながら今日は満席と断られてしまった。店の外から看板猫たちをひと目見たいと、指をくわえて賑やかな店内をのぞく。
「家庭料理てまり」には10匹前後の猫たちがいる。カウンターは8席ほどで、奥の座敷には猫たちの寝床や猫トイレが置かれている。まるで実家に帰ってきたかのようなあったかい雰囲気で満たされた店内。懐かしさを感じて虜になる人が多いようだ。
カウンターに座ったお客の前には、だし巻き卵や刺身、ホッケと思われる焼き魚、冷えたビールが置かれている。
猫たちに囲まれて美味しい家庭料理に舌鼓が打てる貴重な居酒屋だ。曜日や時間によっては早くから満席になるので、あらかじめ予約をしてから訪れたい。日曜日は休みなので注意しよう。
あいにく予約でいっぱいだったので、私はわが家の猫’sと「ネコ酒場ごっこ」で我慢。
予約が取れなかったり、どうしても猫と飲みたい時に便利なアイテムがある。
たまには愛猫と「ネコ酒場ごっこ」で宅飲みも良い。「ネコ酒場ごっこ」が終わったら、愛猫に爪とぎとしてプレゼントしたい。
↓猫が居酒屋の店員になる。雰囲気満点の居酒屋型ダンボール爪とぎ
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ネコ酒場で飲んで帰宅・・・愛猫にはあまりよく思わないでしょう。せめて食餌はしっかりと遅くならないように気を配りたいもの。そんなときは、見守り機能付きの自動給餌器で万全の対策をして出かけましょう！
女性のひとりでも立ち寄れる 上野「Bar猫」
上野の雑居ビルを見上げると、猫のシルエットが可愛い「Bar猫」の看板が目に入る。
JR山手線の上野駅上野不忍池口から徒歩で5分、東京メトロ銀座線上野広小路駅A3出口から徒歩3分。上野広小路永谷ビルの3階にある小さなバーだ。
女性マスターが飼っているシンガプーラ「あくびちゃん」がバーカウンターの上を愛想よく歩き回る。
カクテルやビール、ウイスキーなど200種類以上のアルコールラインナップを誇り、本格的なお酒を楽しみながら猫ホステスに癒されるバーだ。猫好きの女性が一人でも気軽に立ち寄れるのは嬉しい。近頃、猫カフェでアルコールを提供する店は増えているが、本格的なバーで猫と一緒に飲める店はまだそう多くない。
猫ホステスの「あくびちゃん」に会いに一度訪れてみたい。
「あくびちゃん」はたいてい出勤しているそうだが休みの日もあるので、「事前に問い合わせてから行くと良いだろう。
逢うと願いが叶う白猫がいる！？ 浅草「今戸神社」
浅草駅からゆっくり歩いて20分、途中に若い女性やカップルが同じ方角を目指して歩いていく。この先に、猫好きと「良縁」を求める参拝客が訪れる今戸神社がある。
幕末最強の剣士、沖田総司の終焉の地とも言われており、猫好きだけでなく歴女からも愛される猫神社だ。浅草七福神の一社でもあり、境内には大小さまざまな招き猫が置かれている。招き猫の御朱印が可愛く、お気に入りの「御朱印帳」を片手に訪れる女子が多い。猫の御朱印は猫好きには嬉しすぎるのだ。
「今戸神社に現れる、逢うと幸運になれる白猫がいる」という噂を聞いたことがあるだろうか。
この都市伝説を知らずに数回訪れたのだが、確かに白猫がいたと記憶している。だが、あの子が噂の白猫だったのかはわからない。今戸神社は「良縁」に恵まれるパワースポットなので、「良縁」を求めている猫好きさんは一度訪れてみると良い。
ネコは、猫好きかそうでないかが判るというから、猫好きなら「幸運の白猫」に出逢えるかもしれない。
ちなみに愛猫家にぜひおすすめしたい「御朱印帳」がある。
珍しい木製の御朱印帳なのだが、レザーカットされた猫のシルエットがとってもステキなのだ。周囲からも羨ましがられる可愛さで、高級感もあるので、ぜひ手にとってみてほしい。今戸神社を訪れるときは、「MY御朱印帳」をお忘れなく！
猫とビールと本と・・・世田谷「Cat’s Meow Books（キャッツ ミャウ ブックス）」
「猫と本とビール」・・・そんな愛すべき3点セットが叶うユートピアはわが家くらいだと思いきや、世田谷にもあった。
東京世田谷にある書店「Cat’s Meow Books」は、保護猫たちが看板猫を務める書店だ。店内にある本棚はキャットウォークにもなっており、看板猫たちが自由に歩き回れる自由な空間がある。大好きな本と猫に囲まれ、珈琲やビールまで楽しめる新しい形の書店。ここはまさに猫好きの理想郷だ。
「Cat’s Meow Books」は売上から10％を複数の保護団体へ寄付している。猫を思い、平日は外資系の会社員として働きながら、保護猫活動に精を出す店主（にんげん）に頭が下がる思いだ。
愛猫家なら保護猫活動の一環として、「Cat’s Meow Books」に訪れてみてはいかがだろうか。猫店員として日々の仕事に精を出す看板猫たちを労いに伺いたい。
また余談で申し訳ないが、猫好きにおすすめしたい「猫占い」の本があるから紹介する。何気に当たるので覚悟して読んでほしい。
来れば？ ねこ占い屋 （書籍扱いコミックス単行本） [ 吉田 戦車 ]
昼間はカフェ夜はBar 浅草「猫カフェ キャラフ」
猫に囲まれてお酒が飲める、居心地抜群の猫カフェが浅草にもある。
東京メトロ銀座線・都営浅草線「浅草駅」から徒歩1分・浅草寺雷門から徒歩3分の好立地にある「猫カフェ Calagh（キャラフ）」。
昼間は猫カフェ、夜は猫Barに変わる珍しい猫カフェだ。
「浅草風半熟パンケーキ」はフワッフワで女子人気抜群。ダイエット中でも気軽に食べれるガレットもある。夜になると雰囲気がガラリと変わり、カクテルやウイスキーも楽しめる猫Barに早変わり。おつまみにナッツやソーセージの盛り合わせなども注文できる、案外本格的なBarだ。
wIfiも完備されているので、ノマドワーカーはもちろん、休憩中のサラリーマンやOLにも気軽に立ち寄ってほしい。昼間はランチやアフタヌーンティが、アフターファイブは帰宅前の1杯を猫店員に癒されながら楽しめる。
11匹の猫たちに癒されながらお酒も楽しめるなんて贅沢すぎるカフェ&バーである。「猫カフェ Calagh」のホームページからは在籍している猫メンバーの詳細が見れるので、事前に好みの猫ちゃんを見つけて会いにいくのも楽しい。猫たちに癒されすぎて、ついつい飲み過ぎてしまわないように注意したい。
猫とジャズとミステリー好きの憩い 千駄木「乱歩（ランポ）」
あの猫ちゃんはまだ元気だろうか。
喫茶店「乱歩」には何度か訪れているが、ここ数年は千駄木方面に所用がなく、最後に訪れたのがちょうど8年前。淹れたてのコーヒーが美味しく、店内はレトロでやや薄暗い。江戸川乱歩好きと猫好きが集まるジャズ喫茶なのだが、お店の懐かしい雰囲気に吸い寄せられて、通りすがりのお客もふらっと入ってくる。一度訪れるとファンになるカフェだ。
確か、ピザトーストが絶品だった。昔ながらの喫茶店のどこか懐かしいピザトースト。私はタバコは吸わないが、タバコも吸える希少なお店だ。かわいい猫店員が店内を巡回していたのだが、もう8年も前になるからあの猫ちゃんが今どうしているかはわからない。
私はアガサ・クリスティの文庫を片手に、静かに珈琲を味わう。ついつい長居してしまったものだ。店内に飾られた猫の絵や雑貨が素敵だ。ときおり不思議な世界観の絵画に目がいってしまう。
「乱歩（ランポ）」を訪れると「みじめな人生の避難場所は二つ、音楽と猫だよ」と言ったアルベルト・シュバイツァーの名言を思い出す。その通りだと思う。彼も猫好きで、音楽家だった。
猫と音楽とミステリーを愛する店主が営む「乱歩」なら、人生の避難場所として温かく迎え入れてくれるだろう。
自由すぎる猫がいる喫茶店 猫のまち谷中「ル・プリーベ」
谷中という街は、猫好きの集まる東京一の「猫好きホイホイ」だ。そんな谷中にある数あるカフェの中でも個性が光るカフェがある。猫が自由に出入りするカフェは、猫好きのご夫婦が営むレトロな喫茶店。本格的にサイフォンで淹れるコーヒーの香りは道ゆく人を店内へと誘う。
猫好きが自然に集うカフェとも知らず、コーヒーの香りと純喫茶風の外観に誘われてふらりと入る客も多い。中には、猫の営業マンに誘われてフラリと入ってしまった客がいるのかもしれない。
店内に入ったら、真っ先に探すと良いのが猫の通り道。謎に空いた穴がそれだ。コーヒーカップも猫柄、コースターも何もかもみ〜んな猫柄。猫好きと猫にしか理解できない、猫まみれの癒し空間。壁には猫たちがポーズをとった写真が額縁に入れられて飾ってあった。猫好きの親戚の家に遊びに来たかのような錯覚に襲われる。
ちなみに「猫ホイホイ」を作るときは、「猫ホイホイ畳」を置いておくと良い。リビング・廊下・玄関・・・どこにおいても愛猫を召喚できる。
「猫ホイホイ畳（R）」 [純国産いぐさ使用] 猫転送装置 「猫ほいほい畳」「ねこホイホイ畳」商標登録済〜【和風】【畳】猫用六角形タタミ
「酔って猫助け」ができる日本酒バル 大森「ねことふじい」
日本酒好きの愛猫家にイチオシのお店がある。
大森駅東口を出て徒歩4分、日本酒バル「ねことふじい」だ。
元NHK岡山の社員で女性オーナーの藤井さんが立ち上げた、猫助けができる新しい形のカフェ＆バーだ。コンセプトは「酔って猫助けができる」店。
美味しい日本酒とおつまみを楽しむと、お酒1杯ごとに10円の募金ができる仕組みになっている。「ゆで卵募金」もあり、美味しく食べながら自然なかたちで猫助けができるのだ。
藤井さんの凄いところは、猫好きしか集まらない猫カフェではなく、猫が苦手な人でも気軽に立ち寄れて猫助けに関われる仕組みを作ったことだと思う。
店内はオシャレな猫雑貨や猫グッズも置いてあるが、お店のインテリアにマッチしていて猫好きしか入れないようなハードルを感じさせない。猫好きにはカレーもおすすめ。猫型ごはんのカレーでテンションも上がるだろう。猫カフェのようにたくさんの保護猫はいないが、藤井さんの飼い猫の猫店長さんが出勤する。
猫好きのためのネイルサロン 銀座「le.Dali (ル・ダリ）東銀座」
自分へのご褒美に、ネイルサロンでテンションを上げる女子は多いはず。
猫好きならば、さらにモチベ爆上げが期待できるネイルサロンがあるのをご存知だろうか。「猫好きのための猫のいる銀座サロン」として話題の「le.Dali」だ。
近頃では、男性も気軽にネイルサロンに通える時代になりつつある。猫さま同様、人間も爪の手入れは大事である。東銀座駅5番出口から徒歩5分の立地。銀座周辺にお勤めのOLやサラリーマンはもちろん銀ぶらで疲れたら、猫カフェ感覚でネイルサロンも悪くない。猫に癒されながら自分磨きにも気分転換にもなって一石二鳥だ。
「ニャポリタン」が絶品の猫居酒屋 練馬「赤茄子」
5匹の看板猫がみな美人ぞろい。
江古田駅南口から徒歩3分ほどの場所にある居酒屋「赤茄子」。地元民だけでなく、気量良しの猫たち目当てに各地から客がやって来るようだ。「赤茄子」は今年11周年を迎える。
お店のツイッターにアップされたナポリタンは、猫好き店主の遊び心が伝わる猫顔仕立てになっている「ニャポリタン」。客層も比較的若い層が多いようだが、インスタ映え間違いなしのメニューや猫も美人揃いなので納得である。
猫と戯れる飲食店というと、猫カフェばかりに目が行きがちだ。猫カフェの多くは猫が働いている感覚が否めない。猫と触れ合いながらも、猫と人とが自然に共存し、その温かい空間で食事を楽しめるお店は貴重だと思う。祖母の家や、猫好きの親戚宅に遊びに来たかのような自然さがまさに贅沢。猫好きにしかわからない贅沢を存分に味わうなら「赤茄子」をぜひ、訪れてみたい。
最後に
この世には、猫好きと猫だけが共有できる不思議で温かい魔法のような時空が存在する。
猫好きと猫しか感じることができないその空間がここにもあった。
その目とアンテナ（髭？）で感じてきてほしい。
猫好きならこの感覚がわかるはずだ。
さあ、逢いに行こう！
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