わが家の4匹の猫’sは、老猫組み2匹と若造くん2匹。
慢性腎不全と肥大型心筋症の持病を抱えている2匹を筆頭に、彼らの健康管理に気遣いながら日々気ままに暮らしています・・・。
彼らがよりハツラツと健康に、持病も吹き飛ばして長生きいしてもらえる様に、日々の食事に「てづくりごはんDAY」をつくろうと思いました。
普段のウェットフード選びの拘りは、保存料や着色料などが添加されていないものを選ぶこと。
市販の缶詰やパウチは手軽なだけでなく、味もしっかりついているので、食いつきが良くお手軽ですよね。わが家では、市販のものにサーモンオイルやアマニオイルなどを少量かけて、栄養グレードをUPさせたものを食べてもらうようにしています。
前回、バロンの「肥大型心筋症」セカンドオピニオンでお世話になったO先生も、「嗜好に合っていてストレスが無いようであれば、オメガ3系の健康効果について、最近はペットにも良いと言われてきているので試してあげるのも良いかもしれまんせんね・・」と仰ってくださいました。
毎日がて「づくりご飯」では、猫’sそれぞれがお気に入りのフードを食す機会を奪ってしまうので、1週間のうち2・3日だけ、ゆる〜くてづくりを続けていこうと思います。(金銭的にも、市販のものの方がお安く済みますし、手作りで食材にこだわり始めるとキリがございません。)
そんな「てづくり♡猫ごはん」の第2回目メニューは、食材を鶏肉にようかどうしようかと迷いましたが・・・炎症抑制のDHA・EPAが豊富な「ブリ」に決めました。
前回は粉寒天を使用し、いつものウェットフードに食感や見た目を似せて作りましたが、今回は「お魚仕立てのスープ」に仕上げたいと思います。
☆☆☆2022.4.15 dinne r☆☆☆
【使いたい食材】
鰤・帆立(貝柱)・椎茸(栄養価のより高い干し椎茸使用)・アマニ油
【期待できる効能・栄養素】
♡鰤ちゃん : 炎症抑制作用のDHA・EPAと皮膚の健康を保つビタミンB3が魅力の食材
脂ののったブリは、私も大好きなお魚です。良質なタンパク質のほか、DHAやEPAといったオメガ3系脂肪酸が豊富で、ビタミンDやタウリンも豊富な食材です。わが家のバロンは「肥大型心筋症」なので、心臓の機能強化と血圧値の正常化が期待できるタウリンは積極的に接種させたい栄養素です。
参考:「安心・簡単・作り置きOK! 獣医師が考案した 長生き猫ごはん」林美彩 著(2020/11/25初版第一刷発行)
獣医師が考案した長生き猫ごはん 安心・簡単・作り置きOK! [ 林 美彩 ]
♡帆立の貝柱 : 帆立にもタウリンが豊富で、100g中に含まれるタウリンの含有量(mg)は769mgと、魚介類の中でもタウリンの多い食材です。猫には貝ヒモや卵巣部分は必ず取り除き、貝柱だけを使用することが重要です。
出典:「コレステロール中性脂肪を下げる1000のコツ」辻啓介主婦の友社
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♡椎茸: 食物繊維やエリタデニン、ビタミンB1・B2・D
食物繊維で腸の掃除ができ、エリタデニンによる血流改善が期待できる食材です。慢性腎不全のショコラや、肥大型心筋症のバロンに魅力ある食材だと思いました。
参考:「安心・簡単・作り置きOK! 獣医師が考案した 長生き猫ごはん」林美彩 著(2020/11/25初版第一刷発行)
♡アマニ油 : オメガ3系不飽和脂肪酸(α–リノレン酸)が豊富
オメガ3系脂肪酸は抗酸化作用があり、腎臓を保護してくれる栄養素です。昨今、ペット用のアマニ油も出ています。わが家では人間用のアマニ油を使用していますが、与える量の加減が難しいのと、味がないので、猫ちゃん用のアマニ油を使うと便利です。猫ちゃん用のアマニ油にはホタテ味などの風味付けがされているものも販売されています。
猫用ふりかけ アマニ油 スプレッチ ほたて風味 150ml 液体ふりかけ 関東当日便
【材料 4匹分】鰤切り身(生)2切、帆立の貝柱(生)2コ、干し椎茸 2個、水400ml、アマニ油プレミアムリッチ 小さじ1/2
【つくり方】
①鰤切り身は骨を抜いておき、干し椎茸は400mlの水で戻しておく(水は捨てない)
②干し椎茸はできる限り細かく刻んで水気を切ておく
②干し椎茸の戻し汁(400ml)を小鍋に入れ、骨取りをした鰤の切り身(皮ごと入れています)、帆立の貝柱、刻んだ椎茸を投入し、弱火〜中火にかけて完全に火を通す。
③具材に火が通ったら、鍋の中で鰤と帆立貝柱を菜箸やフォークなどで細かくする(食べやすい大きさに)*鰤の皮が気になる場合は取り除いてOKです
④ ③の小鍋を塗れ布巾の上などに置いて冷ます(ぬるいくらいでOK)
⑤ ④にアマニ油(小さじ1/2)を回し入れて、器に盛り付ける
猫’sの反応はまずまずでした。スープ仕立てが好きな子には好評でしたが、スープが苦手な子には寒天などを少量入れて煮立たせ、フルフル食感にしてあげても良いと思います。猫ちゃんによって嗜好はマチマチですので、お子様に合わせた調理に工夫することが必要かと思います。
手作りのご飯は、栄養価が偏るとかカロリーの管理が難しいなどと敬遠される人もいらっしゃるかと思います。愛猫の体を考えて、良い栄養素をしっかりと接種させてあげるには市販のものだけに頼るのではなく工夫が必要だと思っています。とは言っても、体に良いからと必要以上に与えすぎたり、そればっかり与えたりするのは本末転倒になります。
持病をかかえている猫ちゃんがいる家庭では特に、獣医師の先生にもアドバイスを求めながら連携しておくのが安心だと思います。
昨今では、動物病院にペットのフードアドバイザーの資格を持ったスタッフの方がいらっしゃる病院もあるので、私の場合はアドバイザーの方に相談しながら今後もてづくりをしていこうと考えています。
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