こんにちはmoch@(モカ)です。
ここ数年、局所的な集中豪雨による大規模な土砂災害が続いています。しかもこれからの季節は、台風による被害も多くなりますよね。
近年、水土砂災害が急増している第一の理由をご存知でしょうか。
局所的な強い雨がここ10年で増えているからです。今までの常識では対応できない豪雨に見舞われる危険性が高くなっています。激しい雨風に局所的に見舞われ、気候の変化を肌で感じている方も多いはず。
この「温暖化豪雨時代」に生きぬき、近いうちに起きるかもしれない「大規模地震」への備えが今すぐ必要です。ペットの災害対策を始める上で、誤った災害対策をしないために活用してほしい3つのアイテムをご紹介します。

著者:moch@(モカ)
ペット用品の専門店『le premier quartier 猫用品専門店』を中心にECショップを運営。
子供の頃から犬・猫・鳥・亀・ハムスター・魚などのさまざまな生き物と暮らしてきた。
防災管理者、中学校教諭一種および高等学校教諭一種(国語)の免許、二級ファイナンシャル・プランニング技能士などの国家資格保持し、相続診断士他、多数資格あり
2022年3月末日に当ブログを立ち上げ4月より本格的に執筆開始
環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」
災害が起きてしまったとき、大切なペットの命を守るために、あなたはどんな備えをしていますか。
まずは、「ペットの災害対策」の第一歩として読んでおきたいのが、環境省のホームページです。
「ペットの災害対策」というと、真っ先に防災グッズをネット検索する方が多い一方で、しっかりと情報収集と整理をされている方は少ないと思います。
環境省のホームページには、「人とペットの災害対策ガイドライン」が設けられています。ご覧になっていない方は、下記にPDFへのリンクを貼り付けておきましたので、一度熟読されることをお勧めします。
危険と承知で避難を断念し、ペットと一緒に自宅に残る方もおりますが懸命な判断ではありません。万一の際にペットと一緒に避難できるように、災害時の移動(避難)も考えた「備え」が大切です。正しい知識と情報の整理が必要です。

また、災害時を想定した住まい環境の整備も大切です。家具などの転倒防止やガラス窓の飛散防止はしていますか。食料や水は最低でも5日以上(できれば7日以上)の備えが必要ですし、持病のある子には「お薬」の備蓄も必要です。動物病院からその分を余分に処方してもらう必要がありますね。
個人的には、できれば10日程度の備蓄は必要だと考えています。ライフラインの復旧やその他の状況回復に、思った以上に時間がかかる可能性もあります。何事も備えあれば憂なしです。
【環境省 「人とペットの災害対策ガイドライン」】こちら↓
この「人とペットの災害対策ガイドライン」はダウンロードして印刷できます。ペットの災害対策を考える際に、こちらを参考にしながら準備することをお勧めします。
活用していますか?「防災チェックリスト」と「災害発生時シミュレーション」
多頭飼いの場合にはペットの飼育数分の備えが必要です。漏れがないように備えるためにも、「防災チェックリスト」使うと良いでしょう。
環境省のホームページにも「ペットの防災チェックリスト」があります。これを活用しない手はありません。これを見れば最低限必要な備えが一目瞭然でわかります。環境省の「備えよう!いつもいっしょにいたいから!」の巻末に掲載されていますので、ダウンロードして活用してみましょう。
【環境省 「ペットの防災チェックリスト」はこちらの巻末】こちら↓
こちらも読もう!「備えよう!いつもいっしょにいたいから2」こちら↓
また、リオニマル ペット防災の基本BOOK「いしょにに逃げてもいいのかな?」は、災害発生からの3日間のシミュレーション付きでイラストもわかりやすく超おすすめです。
愛猫家・愛犬家なら1冊は持っておきたい書籍「いっしょに逃げてもいいのかな? ペット防災の基本BOOK」↓
[1点までメール便可] LEONIMAL リオニマル ペット防災の基本BOOK(A) 【メッセージカード対応】 犬 猫 防災 本 ペット 書籍 いぬ ねこ
「ハザードマップ」と「同行避難」「同伴避難」に関する地域情報の確認を!
地域の「ハザードマップ」を見たことがある方が大半だとは思いますが、印刷して保管までされている危機管理能力の高い方は少数派かもしれません。
ご自身の住む地域がどんな場所にあり、どのような災害に見舞われるリスクが最も高いのかを確認することは、災害対策の基本中の基本です。水害のリスクが高いのか、地盤が弱く地震のリスクが高いのかなどを把握し、指定避難場所までのルートも必ずチェックしましょう。
私が思うに、人間が想像できる程度のことは実際に起きる可能性が十分にあります。
ハザードマップを眺めながら、万一の際を想定し頭の中でシミュレーションをしておくことも必要です。実際に避難しなければならない状況下に置かれたとき、そのシミュレーションがきっと役立つでしょう。
また、ペットとの避難場所の情報も地域ごとに異なるため、確認しておく必要があります。
最初にご紹介した環境省のガイドライン「人とペットの災害対策ガイドライン」をご覧になればわかるのですが、「同行避難」と「同伴避難」の違いを正しく理解しておくことも大切です。
「同行避難」は指定緊急避難場所などにペットとともに避難することですが、「同伴避難」は被災者が避難所などでペットを飼育管理することを指します。お住まいの地域の緊急避難場所を確認するとともに、ペットとの避難に関する自治体の情報収集が重要です。
まずは、下記の「ハザードマップポータルサイト」からお住まいの地域のハザードマップを見てみましょう。
【全国 ハザードマップポータルサイト】重なるハザードマップ〜災害リスク情報などを地図に重ねて表示〜 こちら↓
ペット救助に役立つおすすめアイテム
近年、人間関係の希薄化からか、隣近所に住む方の顔も知らないという話もときどき耳にします。そのような方は、都会にお住まいの方ほど多いのではないでしょうか。
災害時は、近隣の方々との助け合いも必要です。お隣さんの一言で、家に取り残された犬・猫がいると判り救助されたケースもあるようです。大切な家族であるペットについても、隣近所の方とのコミュニケーションの一環でお伝えしておくことも、「ペットの災害対策」のひとつだと思います。
ペットの情報がわかるように準備しておくことは、災害時のペット救出に大いに役立ちますので、お役立ちグッズをいくつかご紹介します。
【緊急情報カード「家に猫がいます」】↓

「緊急情報カード」はお財布や手帳に挟んで持ち歩けるの。災害時にもペットの存在を知ってもらうことが大切!
【「家に猫がいます!」マグネット式ステッカー】 ↓

街中では、車の後ろに貼っている人も見かけるわ。玄関ドアに貼ったり、ポストに貼ってもいいわね。
【「猫」門標・ステッカー】↓

「犬」の門標はあるけれど、「猫」の門標は珍しいの。でも、猫の脱走防止としても玄関ドアに貼っておくと良いわ。来客との話も弾みそう!サイズは小さいけど目立つわよ。災害時には「家の中に猫がいる」ことを外に知らせる防災グッズとしても優秀!大人気の商品よ!
【「猛猫注意」ステッカー】↓

さりげなくポストに貼ることをおすすめするわ。かわいくてオシャレなのに、愛猫の存在をアピールできるアイテムよ。
最後に
ペットといっても愛猫・愛犬とは限らず、近年ではウサギやフクロウ、ミニ豚やヘビ、イグアナなどの爬虫類を飼っている方もいらっしゃいます。ペットの種類や状況によっては、同行避難や同伴避難が困難なケースも出てくるでしょう。
万一の際に大切な家族を失わないためにも、日頃から「備える」という行為の中に、「情報収集」という項目をぜひ追加していただきたいと考えています。
万一の際にいっしょに避難することができれば良いのですが、それが叶わない場合も想定しておかなければいけません。また、ペットが家の中に取り残されてしまった場合の救助についても考えておく必要がありますね。
備えることに、遅すぎるということは決してありません。
今日から「ペットの災害対策」をはじめましょう!


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